コンタクトの装用時間は何時間位がいいの?

コンタクトの装用時間(コンタクトレンズを目に入れて使用する時間)は、コンタクトレンズの種類やの目の状態によって一概には言えませんが、使い捨てコンタクトや終日装用で使用するレンズの場合は、一般的にはに1日12時間程度が目安となります。

 

最近はソフトコンタクトレンズでも従来の酸素透過性の4~5倍の酸素透過性を持つシリコンハイドロゲルという優れた使い捨てレンズがでてきてハード並みに酸素の透過性が高くなってきております。それでも14時間程度が目安となるでしょう。カラーコンタクトはどうしてもクリアレンズよりは酸素透過性が低くなりますので、8時間が目安といわれています。(メリハリをつけて土日はお休みとかにすれば問題ないです。)
なぜこの様な事を述べるかといいますと、角膜(黒目の部分)には血管がなく、眠っている間も涙などを介して必要な酸素を取り入れています。コンタクトの装用時間を守らないと酸素不足によって目の抵抗力が弱まり感染症(結膜炎など)やドライアイ、角膜炎などにかかりやすくなったり、長時間の酸素不足が続くと角膜内皮の細胞数が減少してしまうこともあります。角膜内皮細胞とは、主に角膜の代謝や透明性を維持しています。

 

角膜内皮細胞は元々自然に減少していくものなのですがその減少が加速してしまうことはあります。

たとえば眼の外傷や、コンタクトレンズの長時間装用による慢性的な酸素不足などです。角膜内皮細胞があまりに少なくなってしまうと、角膜を切除するあらゆる(白内障の手術など)手術を受けられなくなってしまいます。白内障は高齢になってくるとかなり高い確率で発症する病気で、水晶体に白い濁りが生じ、非常にものが見づらくなる病気です。白内障が進むと、どんなにコンタクトや眼鏡で矯正を行なっても視力が出なくなってしまいます。

昔は白内障の手術と言えば、入院して1週間おきに片目ずつの手術だったものが最近では日帰り手術で一挙に両目を手術眼科もあり手軽に取り除くことが出来るため、さほど脅威ではなくなりました。しかし、角膜内皮細胞が減っているとその手術自体が行なえなくなってしまいます。若い方もまだピンとは来ないと思いますが後々困るのは皆さんです。大切なご自身の目は自分で守っていきましょうね。

コンタクトが便利だからと言って毎日16時間装用されている方やそれ以上装用されている方は気をつけて下さい。眼鏡は持ってない、要らないといわれる方が良くいらっしゃいますが、目を休める為、目に異常をきたした時に必ず必要です。早く、眼鏡屋さんで買いましょうね。

 

目の状態には個人差があります。商品性能が良いからといっての自分の判断で装用時間を伸ばしたりすることはできません。必ず眼科医の診察を受け、その指示に従って、目に負担をかけないように装用時間を守りましょうね。